こんにちは。整理収納アドバイザーの田中まきこです。
整理収納アドバイザーの資格と言えば、お家の中を片付けたい方向けのように思われますが、
企業の資格取得支援の一貫として受講頂くケースが増えています。そこで、整理収納アドバイザー2級資格を取得することで、企業や働く方へどのようなメリットがあるのか、具体的に見ていきましょう。
整理収納アドバイザー2級認定資格とは?
整理収納アドバイザー2級認定講座を受講することで、整理収納に関する基本的な理論と実践的なスキルを学び、テストを受けることで取得できる資格です。単なる片付けのテクニックではなく、モノの持ち方や収納の考え方など、効率的で快適な生活空間作りの基礎を習得できます。
講座の内容は一般宅に特化しているものの、整理収納の理論は個人の生活空間だけでなく、オフィスや企業内での整理にも応用できる内容が含まれています。業務効率の向上やコミュニケーションの円滑化など、ビジネスの現場においても大きな効果が期待できます。
整理収納がもたらす企業へのメリット
整理収納を職場で活用することで、企業には以下のようなメリットが生まれます。
業務効率の向上
職場の整理収納が進むと、必要な書類やツールをすぐに見つけられるようになり、無駄な時間を削減できます。
資料や備品の管理コストが減ることで、社員は本来の業務に集中できるようになります。
さらに、管理方法が明確になることにより、「〇〇さんがいないと、わからない」等の業務の属人化が減り、一人一人の業務の幅を広げることができます。
職場環境の改善
整理収納で整ったオフィスは見た目にも清潔感があり、社員が心地よく働ける環境を作ります。ごちゃごちゃしたデスクや乱雑な書類棚は、知らず知らずのうちにストレスを引き起こす原因になりますが、きちんと整理された空間では気分が軽くなり、集中力や創造力も高まります。
特に、フリーアドレス制やリモートワークが進む企業にとって、共有スペースの整理収納は重要です。全社員が共通のルールを持つことで、働きやすい職場が自然と出来上がります。
コスト削減につながる
整理収納の理論を用いてオフィス内の物品管理を徹底することで、無駄な備品の購入や重複して保管している物の存在を削減できます。無駄な在庫や不要なスペースの使用を見直すことができるため、コスト削減にもつながります。
また、書類や物品が整然と管理されていることで、必要なものを探す手間や時間が大幅に減り、日常の業務効率が向上するため、結果的にコスト効果が得られることも少なくありません。
社員教育としての価値
社員教育の一環として整理収納の価値観を取り入れることで、オフィスの美化だけでなく、社員一人一人の思考をスッキリと整理することのできる職場環境を手に入れることができます。
また、職場の動線が明確になることで、新入社員や中途採用者、パートやアルバイト等への業務の共有を円滑に行うことができます。職場に早く慣れてもらうことで、その後の業務にもプラスの効果をもたらします。
働く環境が人のやる気を上げる
職場の効率化や環境改善、コスト削減にまでつながる整理収納は、個人にとっても企業にとっても大きなメリットがあります。しかし企業の中には、従業員の積極性に不安がある場合もあるでしょう。

日々の業務が忙しいし。。整理収納なんて嫌がるだろうな。。



うちの従業員は、言う事を聞いてくれるだろうか。。
だからこそ、「さぁ、やりなさい!」ではなく、資格取得支援の一貫として、まずは整理収納アドバイザー2級認定講座に送り出して欲しいのです。職場環境にまったく不満も興味もないという社員はいません。しかし、日々の業務に追われる中で強制的に片付けをさせられて喜ぶ人もいません。
認定講座で整理収納を学ぶ中で、「これなら導入できそうだ」と自主的に考えることこそが、職場の環境改善にはとても大切なステップなのです。
働き方改革や職場環境の向上を目指す企業にとって、整理収納アドバイザー2級講座の導入は有効な一手となるでしょう。これを機に、職場環境を見直し、生産性向上を実現してみませんか?