こんにちは!整理収納アドバイザーの田中まきこです。
10月に入り、涼しい日が増えましたね。
朝晩は肌寒く感じ、羽織るモノを慌てて引っ張り出したという方もいるのではないでしょうか?
四季のある我が国ニッポンにおいて、定期的に頭を悩ませるのが、衣替えの負担です。
衣替えって本当に面倒ですよね!
「衣替えが大変で・・」という声は、収納サポートでも講座の受講生でも非常によく聞かれます。
本日は、そのようなお悩みにむけて簡単に衣替えを行える方法をご紹介します。
衣替えのポイント
主に、季節に応じて衣服を入れ変えることを「衣替え」と言います。
しかし、衣替えはただ入れ替えの作業を行うだけでなく、季節に合わせた衣類の買い足しや、不要な服を取り除く活動も必要です。またオフシーズンに良い状態を保つためのメンテナンスなども必要になりますね!
- 次の季節に向けて衣服を入れ変える
- 季節に合わせて衣類を買い足したり、不要な服を取り除く
- 良い状態を保つためのメンテナンス
この3つポイントを押さえることで、いつでも快適なクローゼットを作ることができます。
衣替えの時期は?
衣替えの時期は地域によって多少前後しますが、暑くなる前の6月頃と、寒くなる前の10月頃に行うのが一般的と言われています。 また、気温は少しづつ変化する為、衣替えには移行期間があります。およそ2~3週間ほどかけて徐々に衣類が入れ替わっていくケースが多いでしょう。
最高気温18℃前後→春・秋服へ衣替え(長袖シャツ・軽い羽織もの)
最高気温22℃以上→夏服へ衣替え(半袖や短パン)
最高気温10℃以下→冬服へ衣替え(ダウンやニット)
近年の異常気象の影響が衣替えにも!?
衣替えが大変だと感じる理由に、予定が定まらないという問題があります。
とくに近年は、毎年のように異常気象が発生し、4月でも30度を超える日が出てきたり、11月の中旬あたりまで半袖でいれるような年も出てきました。せっかく季節外の服をしまい終わったと思ったら、突然に気温が逆戻りしたりするなど、なかなか終わらない衣替えにストレスを感じるケースも増えてきました。
3つの基準で衣替えを効率化!
ここからは、衣替え3つのポイントを押えた基準の立て方をお伝えします。
100%衣替えをしなくていい環境を作るのは難しいですが、できる対策からはじめてみて頂けると少しづつ衣替えが楽な状態に近づけることができます。
①決断基準を決めてサクサク動こう!
だらだらと衣替えを進めると、クローゼットが一向に片付かずストレスが溜まりますね。
短時間で!かつ効率よく衣替えを行うには、4つの基準を明確にして、衣替えを進めましょう。
4つの山に分ける
- 残す: これから着たい服
- 処分: 着ない服、傷んでいる服など
- クリーニング: クリーニングに出す服
- シーズンオフ: 今すぐ着ない服
このように、先に分けるべきカテゴリーを決めておくと、迷いなく衣替えを進めることができます。
ただ、どうしても迷ってしまうような服があれば、そのままクローゼットに戻すのではなく、 一度別の場所に置き、数日後に改めて判断するのも良いですね!
②残す服は使いやすいを意識する
「残す」に該当した服は、クロゼットのハンガーポールや一番使いやすい引き出しに戻していきます。
クローゼットの一番使いやすい場所の目安は、「立ったままですんなり取り出せる位置」です。
この時点で、収まらないようであれば、さらに厳選して処分を決めていきましょう。

あえて2段階で考えることが大切です。残すを選択した服でも、実際は「どっちでもいい」という服が紛れ込んでいるはず。
服の量の目安
服の量は、ハンガーポールであれば、握りこぶし2つ分の余裕があると、引っ掛かりなく使いやすい状態になります。引き出しの場合は、服を取り出した際に、他の服まで出てこない(要はギチギチに詰めていない)状態がベストです。また、新たに服を購入する予定がある場合は、もう少し余裕があるといいですね!
③シーズンオフはわかりやすく!
シーズンオフの服は、様々な収納の方法がありますが、大切なのは次の季節に向けてわかりやすい管理方法を選択することです。例えば、我が家のクローゼットであれば、上着や畳んでしまうことのできないシーズンオフの服は衣類袋の種類を変えて管理しています。


畳んでしまえる衣類は、衣類ケースへ収納しますが、その時も、何が入っているのかわかるようにラベルを貼りましょう。オフシーズンの服の管理を失敗すると、次の衣替えで出し忘れが発生し、タンスの肥やしになる服が増えてしまいます。しまう服こそ、少し工夫して管理のしやすい状態を心がけましょう!
買い方で衣替えの負担を減らそう
今後の服の買い方で、毎回の衣替えの負担を減らすことができますので、ご紹介します。
中間の季節の服を選ぼう
秋や春は、薄手の長袖で生活ができるので、とても心地よいですね。この中間の季節の服は、通年で着ることができるので衣替えの救世主です。ただ、何十着もある必要はありません。2~3枚用意してあるといいですね!
薄手の長袖があることで、移行期間に困ることなく、スムーズな生活を送ることができます。
薄手の長袖は万能
シャツやブラウス、ロンTなどは、通年で着られる形なのでとてもおススメです。
注意点としては、強すぎる柄や、雪の結晶柄など季節を限定してしまうデザインを避けることです。
とくにロンTは非常に万能!例えば、夏でも日焼け対策に活用できますし、寒い冬にはインナーとしてセーターなどの下に重ね着することで防寒効果を高める事ができます。
長ズボンも意外と使える
半ズボンや7分丈のズボンは、季節を選んでしまいますね。また、スカートはデザインで季節感が強く出やすいので、私は、長ズボンが1枚でもあると便利だと感じます。
もちろん、コーデゥロイなどの季節を感じさせる素材ではなく、デニムや綿のパンツがおススメです。
おしゃれももちろん大切ですが、衣替えを意識すると、服の買い方も変わりますね。
ぜひみなさんも、自分の服で衣替えの時に助かりそうな素材や形の服を探してみてください。
おわりに
いかがでしたか?
衣替えは気温の変化に影響されるため、年間予定でしっかり決めたり、1日で確実に終わらせることができないので、時期がくると部屋が乱れてモヤモヤすると思いますが、
ルールを決めて取り組めば、クローゼットの中身を見直すチャンスとして前向きに取り組むことができます。
ぜひ衣替えを乗り越えて、次の季節も楽しい生活を送ってくださいね。