
こんにちは!このたびデジタル整理アドバイザー2級認定講師になりました田中まきこと申します♪
私は整理アドバイザーとして、一般のご家庭の整理収納サポートを回りつつ、
整理収納フェスティバルの事務局にも加わらせて頂いて、日々パソコンを使ったお仕事をさせて頂いていたのですが、
2022年デジタルファイリング・ラボの事務局に加わらせて頂いたのをきっかけに、
デジタル整理アドバイザーの講師をお任せ頂けることになりました。
今回は、初めましてという事で、
私の過去のエピソードから、デジタル整理に対する想いについて書いてゆきたいと思います♪
データの取り扱いはだれも教えてくれない
私がパソコンをちゃんと扱うようになったのは、今から17年前。
某メーカーの商品開発部に所属し、
巨大な四角い鉄の箱のようなMacのデスクトップパソコンを与えられたことから始まります。
自宅のノートパソコンしか知らなかった私は、
その無機質な巨大な箱を見て
「電源はどこですか??」と慌てたのを今でも覚えています。
新卒採用だったこともあり、
パソコンの事以外にも学ばねばならない事が多く、
とにかく覚えることだらけの日々。
そんな中で、パソコンがうまく使いこなせない私は、先輩方のお荷物だったことでしょう。
教えてくれる先輩たちも、最初こそ丁寧に教えてくれたものの、
そのうち、
「パソコンなんて、みんな手探りで使ってるんだから。人に聞かない!」
と叱咤され、
会社の近くの書店で購入した「初めてのMicrosoft」のような名前の参考書とネットサーフィンで、
独学でどうにかパソコンを扱う生活が始まりました。
この話を聞いて、みなさんもパソコンを手に入れた当時の事を
思い出すのではないでしょうか。
ぜんぜん詳しい説明書がない目新しいパソコン。
パソコンで何ができるのか、何をしなくてはいけないのか。まったくわからない状態。
すべて自己責任の元、
ネットや参考書を頼りに、こわごわスタートした方がほとんどではないでしょうか。
そんな、手探りな私のデジタルライフは、
忙しい仕事の中、すくすくとスキルが向上し、
officeはもちろん、illustratorやPhotoshopも扱えるようになってゆきました。
しかし、
それぞれのデータに何回も何回も修正が入って、ようやく1つの商品が出来上がる「商品開発」という仕事の中で、データ管理の問題は非常に大きな課題になっていました。
何十個もの商品企画がバラバラと動く中、
フォルダーにわけて管理するけれど、そのフォルダーすらどこに置いたかわからなくなってしまう。。
紛失しては、ダウンロードをし直すおかげで、同じようなデータが何個も増えてしまい、余計にデータ管理のできない環境を自ら作ってゆきます。
どのデータが最終なのかわからなくなり、終電ギリギリまでデータを作りなおすこともありました。
私にとって、それだけデータ管理は苦手分野だったわけですが、
誰に相談しても
「それは自分がきおつけるしかない。」
と言われるだけで、良い解決策がみつかるわけもなく、
だんだんと、
「自分は管理能力の低いどうしょうもない人間なんだ。
私には、この仕事は向いていないんだ」と、
自己肯定感も、仕事のモチベーションも下がってゆき、
仕事の楽しさも見出せないまま、ただひたすら「なにごとも起きなければ良い仕事」という向上心も何もない働き方をしていました。
みなさんは、わたしのようなデータ管理がうまくいかない後輩や同僚がいたら、
なんと伝えるでしょうか??
「こうやってデータ整理すれば大丈夫だよ」と自信を持って伝えられますか?
今、過去の出来事を振り返ると、
先輩方は、決して意地悪をして教えてくれなかった訳ではない。と感じます。
みんなパソコンは手探りだから。
気合や努力でどうにか向き合うものだと自分自信を納得させて歩んできたからこそ。
うまく伝えられなかっただけなのではないでしょうか??
「パソコンの中のデータ整理??そんなの自分でやるからいい」
そう思う方は、きっとそうなんでしょう。
その言葉通り、現状に問題はなく、仕事のモチベーションも高く保てている方でしょう。
しかし、
データ管理において
小さなミスの連続が、どんどん自信を失わせ
本来の業務ではない事で不安を募らせてしまっているような方であれば、
このデジタル整理を学び、
「なるほど。このルールで活動してゆけば安心だ!!」
と思えることが、どれほど仕事の生産性をあげるでしょう、
どれほど今の仕事を楽しいと前向きに捉えることができるでしょうか。
デジタルデータの整理は、個人だけで抱える問題ではなく、
組織・団体の生産性と社員のモチベーションの為にも重要視してもらいたい課題だと思っています。
デジタル整理アドバイザー2級認定講座で伝えたいこと
パソコン内を、どうやって整理してるか見せてください。
と言って、
見せてくれる人は、まずいません。
それだけパソコンの中は、重要なデータが溢れています。
また、その大切なデータを紛失する事は、
社会人にとって信頼性を失う大きな損失となります。
コロナにより働き方は変わり、クラウド管理により情報は一人のパソコンだけの管理ではなく
いつでもだれでも、どこででも。
閲覧し取り出す事ができるようになりました。
しかし、それはクラウドという大きな箱を提供されているにすぎません。
自分のパソコン内部と同じように
いやそれ以上に、ひとりひとりのデータ管理能力は今求められています。
デジタル整理と聞くと、
こぞって皆さん「クラウドの事が聞きたい」「Googleドライブについて知りたい」と言われますが、
まずは、そもそもデータ管理に必要な、基礎的な知識やスキルが必要だということには、なかなか目が向きません。
新たなサービスは、今後もどんどん増えてゆくでしょう。
働き方や働く場所が変わるたびに、使われるツールも変わります。
しかし、デジタル整理の基礎は、どんなサービスの中でも、みなさんの思考を整理し、情報を整理し、
最大限のパフォーマンスに近づけてくれる知識だと思います。
私がデジタル整理の基礎がやはり必要だなと気づいたのは、
デジタル整理アドバイザーの創設者である福永さんとフェスの仕事でご一緒した時でした。
実生活の整理収納を学んだ私は、思考の整理という観点から
その頃には、かなりデータ整理もできるようになっていましたが、
福永さんのデータ管理の方法を学び、少しづつ実践をしてゆくうちに、
データ管理にまったくストレスを感じない生活が送れていることを実感しました。
それ以上に、データ管理に追われない仕事の仕方は、私の大きな武器になり、
「田中さんは、事務局の仕事ができる」とまで見初めて頂き、
デジタルファイリング・ラボの事務局メンバーとして声をかけて頂くきっかけにもなりました。
これは私のエピソードですが、
自分自信の能力は、余計な雑務の中で埋もれてしまうことも多いにあります。
そしてそれは、自分自信の行動を見直すだけで広がる可能性があるという期待でもあります。
当たり前だと思っていた。
でも、今まで出来ていなかったデジタル整理を今こそ初心に戻って学んでみませんか?♪
私の講座が、皆様のお仕事に役立つことを願っています。