こんにちは。整理収納アドバイザーの田中まきこです。
「捨てられない」悩みを抱えていませんか?

片付けたいのに、モノが多すぎて手がつけられない



なかなか捨てられない自分が嫌になる
周囲に相談しても「考えすぎじゃない?」と軽く言われたり、
片付けを手伝ってもらったら、勝手に捨てられてしまって悲しくなったり…。
「捨てられない」ことで苦しんでいるあなたに、
本日は、片付けの方法・・ではなく、心のお話をさせていただきます。
少しでもあなたの心が軽くなって、
片付けに取り組めるよう参考にして頂けたら嬉しいです。
捨てられない理由は?片付けられない人に共通する心理的原因
まずは、片付けをムリに始める前に、まずは今の自分に目を向けてみませんか。
たとえば、こんなチェックをしてみてください。
あなたは、これらを迷わず捨てられますか?
- 鼻をかんだティッシュ
- ダメになった歯ブラシ
- 使用済みの綿棒
安心してください。
これらを迷わずゴミ箱に入れられる方は、ちゃんと捨てられる人です。



いや、さすがに「ゴミ」は捨てられるわよ。
と、思われるかもしれませんが、
あなたがゴミを捨てられるのは、「ゴミ」と「モノ」を見分ける力がちゃんと備わっているからです。
見分ける為には、判断、識別、洞察が自然とできることが重要ですが、
お片付けの現場では、見分ける力が弱く、「ゴミ」と「モノ」の仕分けにエネルギーがかかり過ぎてしまい、
床や机の上に、ゴミを放置してしまう方も少なくありません。
ですので、「ゴミ」だとすぐに見分けることができて、ゴミ箱に入れられる方は、
次の「心に引っかかっているものは何だろう?」まで飛ばしてお読みくださいね。
「ゴミ」すら捨てるか迷うなら「見分ける力」のトレーニング!
「ゴミ」と「モノ」の仕分けを苦痛に感じたり、後回しにして床や机の上に放置してしまう場合は、
見分ける力を積み重ねるトレーニングが必要です。
「見分ける力」には経験値を上げることがとても大切です。
例えば、
「排泄したらトイレットペーパーでおしりを拭く」
「寝る前に歯を磨く」
などの行動は、大人にとっては、当たり前の行動に感じるかもしれません。
しかし、3歳くらいまでのお子さんは、
おしりを拭かずにパンツを履くこともありますし、歯を磨く事を全力で拒否したりします。
日常の行動のほとんどは、生まれながらにできる事ではなく、経験値を積み上げた結果なのです。
- お財布のレシートやポイントカードを、要不要で仕分ける
- 床に落ちているモノを毎日5個づつ拾い、要不要で仕分ける
- ポストのチラシを、家に入る前に、要不要で仕分ける
また、トレーニングを続けると、
お部屋がキレイになっていくと共に、あなたの心に変化が起こります。
例えば、
床にゴミがあると、足の裏が気持ち悪いな。
食事の時に、周りにゴミがあるのは、気持ちが悪いな。
など、トレーニングをする前には、気にも留めなかった「気持ち悪い」という感情が芽生えるんです!
そのような変化があれば、もう「捨てられない人」の卒業は近いでしょう。
なぜなら、その違和感は、「ゴミは処分する」という新しい習慣が始まった証拠なのです。
見分ける力を積み重ねて、ぜひ新しい自分に出会ってくださいね。
心に引っかかっているものは何だろう?
「ゴミ」は捨てられるのに、「モノ」は捨てられない原因は、あなたの心の引っかかりにあります。
「まだ使えるかもしれない」
「いつか必要になるかも」
「思い出があるから」
——こうした気持ちが湧いてくる、その奥には、どんな理由があるのでしょうか。
モノが手放せない背景には、
その人なりの「思い」や「過去」が隠れていることがあります。
理由1:自分に自信が持てない
ブランド物のバッグや、買っただけの美容グッズは、「ちょっと素敵な自分」を演出してくれることがあります。「使ってない」のに捨てられないのであれば——モノに依存してしまっている状態かもしれません。


理由2:過去にとらわれている
「過去」はあなたの歳の数だけ増えていくものです。しかし、「モノ=思い出」と強く結びつけて考えてしまう方は、モノを手放すことで不安を感じやすく、避けてしまう傾向があります。


理由3:失敗を認めたくない
着ていない洋服や、使っていない家電など。使っていないモノを手放すということは、「必要はなかった」と、過去の自分の判断のミスを認めることでもあります。「いつか使うかも」と都合の良い方へ考えてしまいがちです。


これらの理由は、決して良い悪いということではありません。
大切なのは、自分の心の引っかかりを受け入れ、自分なりの折り合いの付け方を見つけることです。
折り合いの付け方
モノは、常にあなたの味方です。
しかし使っていないモノが、家の中に多すぎれば、
行動の妨げになったり、空間をうまく使えないなど、
あなたの生活の邪魔をする、「敵」になってしまうこともあるのです。
ですので、モノと向き合うよりも先に、自分の心と折り合いをつけましょう。
・自分の憧れや理想を、紙に書いて、優先順位をつけてみる。
・「思い出」の保存方法を見直し、最善の方法を模索してみる。
・失敗しないような買い方を実践してみる。(買い物リスト・ネット購入しないなど)
モノとの折り合いがついて、あなたの必要な分だけのモノの量になれば、
モノとの関係が良くなり、たくさんモノがあった時には気づけなかった、モノへの感謝や愛着が芽生えますよ。
さいごに:ご褒美を設定しよう
小さい子が、おもちゃを「絶対に貸さない!」と泣いている光景は見たことはありますか?
これは、「自分のもの」という、所有の認識が芽生えているからこその行動です。
そして、それは大人になっても変わりません。
今まであったモノを失うことに不安があるのは、人間にとって自然な姿なのです。
だからこそ、
所有欲に打ち勝つほどの強い意思を持つ為には、それを超えるほどのご褒美となるゴールが必要なのです。
たとえば……
例)「部屋がスッキリしたら、カーテンを買い替えよう!」
例)「片付けが終わったら、リフォーム工事を入れようかな!」
例)「テレビの前に、ヨガマットを引いて、女子力を高めるぞ!」
など、
今までモノが多すぎたことで、やりたかったけど実現できなかった、具体的なゴールを考えましょう。



わかる!こどもに「貸してあげたらお菓子買ってあげる!」とか言うと、すんなり、おもちゃを貸せたりするよね!
う~ん。
お子さんだと、ご褒美で釣るのは、教育として良くない場合もありますが、
大人が自分にあげるご褒美なら、悪くはありませんよね♪
さいごに
本日は、「捨てられない」ことで苦しんでいるあなたに向けて、
捨てられない心理のお話をさせていただきました。
しかし、やはり一人では不安。一人では途中で挫折してしまう・・という方は、
整理収納アドバイザーの出張サポートで、伴奏してもらいましょう♪
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- 探し物ばかりしている・・
- 物が捨てられない・・
- 効率的な生活へ暮らしを見直したい!
みなさんの片付けが進んで、スッキリと気持ちの良い生活になることを、
心から願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。