こんにちは!
整理収納アドバイザーの田中まきこです。
最近、野菜の高騰が話題になっていますね。さらに2024年11月には、食品メーカー195社が家庭用食品の値上げを発表しました。スーパーでのお会計で「こんなに買った覚えはないのに…」と驚くことも増えていませんか?
そんな今だからこそ、整理収納でキッチンを整えることが、食費を見直す第一歩になります。
購入した食材をきちんと使い切れば、無駄買いや賞味期限切れを防ぎ、節約効果も期待できます。
日々の暮らしを少しでもラクにするための、キッチンの整理方法をお伝えします。
ぜひ最後までお読みください!
キッチンは「見た目」ではなく「効率化」がカギ!

こちらは、練馬区にお住まいのAさん宅のビフォーアフターのお写真です。
整理収納のビフォーアフター写真を見ると、思わず「キレイになった!」と感動しますよね。でも、キッチンで本当に大事なのは見た目の美しさではなく、効率よく使える状態を作ることです。
なぜ効率化が大切なのか?
キッチン整理収納における大切なポイントを3つご紹介します。
- 複雑な作業に対応できる空間づくり
焼く、蒸す、切る、洗うなど、キッチン作業は多岐にわたります。調理道具や家電を効率的に使える環境が必要です。
- 衛生管理をしやすくする
雑菌を防ぐために、キッチンの掃除は欠かせません。使いやすい掃除道具の配置や収納で、手間を減らす工夫をしましょう。
- 適切な期間で食材を使い切る。
食材には賞味期限があり、管理が欠かせません。それぞれの保存方法を見直し、無駄をなくすことがポイントです。
キッチンは他の場所に比べて管理項目が多い分、効率化することで日々の家事がグンとラクになります。
後回しになるのが「食品管理」
キッチンの中でも、特に後回しになりがちなのが食品管理です。
調理や掃除に意識が向きやすい一方で、食品に関する以下のような問題を抱えている家庭が多く見られます。
- 賞味期限切れの食品がいくつも出てくる
- 家族の人数以上の食材を買い込んでしまい、食べきれない
- 同じ調味料がいくつも開封され、中途半端に余ってしまう
これらの問題を放置すると、食材の無駄が増え、食費が膨らむ原因になります。
片付け現場で感じる食品ロスの実態
食品ロスとは、まだ食べられるのに廃棄される食品のことです。 日本では、まだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」は472万トン(※)。 これは、日本全体で、1人当たり毎日おにぎり1個(103g)を捨てている量と同じだと言われています。
キッチンの片付けを依頼頂くと、平均で45ℓごみ袋1~2つ分ほどの食材が、消費期限切れとして処分されます。
どんなに良い食材を持っていても、活かしてもらえなければ、ただのゴミになってしまうのです。
食べる量は家庭によって異なります。
4人家族でも、お子さんが幼児なのか、青年なのかなどの年齢によっても食べる量に変化がありますし、
外食が多いのか。お弁当を手作りするか。夜はアルコールを摂取するか。などの食生活でも異なります。
食品ロスを減らすには、環境を「現状」に合わせて定期的に見直すことが、とても大切なのです。
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- 物が捨てられない・・
- 効率的な生活へ暮らしを見直したい!
環境で食品管理をラクにする
管理が苦手だからといって、自分を責める必要はありません。
忙しい日々の中で、すべてを完璧に管理しようとするのは無理があります。
そこで、食品を管理がしやすい環境にしておくという発想が重要になります。
少ない時間と労力で自然と食品管理ができる仕組みを作れば、キッチンが整うだけでなく、食費の節約も実現します!
ここでは、忙しい毎日でも簡単に食品管理ができる環境改善の方法を3つのステップでご紹介します。
ステップ1. 家の中にある食品を集めてみましょう
休みの日を半日だけ使い、まずは家の中の食品がどれくらい余っているのか現状把握から始めましょう。
おすすめの方法
- すべての引き出しから食品を出す
- キッチンのすべての棚や引き出しから食品をだしましょう。お菓子や酒類などの嗜好品なども対象です。
- 集める際は、賞味期限が切れていないか確認しながら行います。ダメになった食材は処分しましょう。

現状を把握することが大切
- 賞味期限が残り1か月を過ぎている場合は、すぐに食べてしまいましょう。
- 調理法が面倒だった。美味しくなかった。など、食品を食べなかった理由を考えてみましょう。
メリット
- まだある事がわかっていれば、二度買いを防げる!
- 自分の嗜好に気づき、余計な食品を買わない!
ステップ2. 「見える化収納」で在庫を一目で把握
キッチン収納の中身が見えにくいと、同じ食材を重複して買ってしまったり、期限切れに気づかず放置してしまったりしがちです。少ない負担で食材が管理できるよう見える化をしましょう。
おすすめの方法
- 下段の引き出しで管理する
- 引き出しは、引き出すと広範囲を広く見渡すことができ、食品管理に向いています。
- ファイルボックスや空き箱を使い、食品同士が重ならないようにしましょう。

定位置管理を徹底する
- 人の管理できる量は限られています。入りきらない場合は管理場所を増やさず、多すぎることに目を向けましょう。
- 乾物・粉もの・調味料など、カテゴリーに分けて管理し、管理しやすさを高めましょう。
メリット
- 何がどこにあるか一目瞭然!
- ムダ買い防止&使い忘れゼロへ
ステップ3. 「買い物のルール化」で無駄買いを防ぐ
その場の気分で買い物をしてしまう癖がある方はルール化が必要です。
あらかじめ買い方のルールを決め、より食品管理がラクな環境を目指します。
おすすめの方法
- 買うものを事前にリストアップする
- ない!ときづいたら、その場でメモをすることを習慣にしましょう。
- 家族がいる場合はスマホアプリ等を活用して、全員で情報共有をしましょう。

「1イン1アウト」のルールを決める
- 1つ開封したら買い物リストに入れるルールを作ると、足りなくなる前に購入できる。
- 家族にもルールを共有しておくと、別の人が同じモノを買ってしまうなど、家族間の二度買いを防げます。
メリット
- 買いすぎがなくなり、収納しきれないなどのリバウンドを防ぐことができる
- 食材を使う回転がよくなり、新鮮なうちに消費できる
まとめ:無理せず自然と食品管理ができる環境を作ろう!
食品管理を効率化するにするためには、
「現状把握」「見える化」「ルール化」 の3つのステップで進めることがポイントです。
「食費を節約=楽しくない食事」ではありません。
私自身、整理収納を身に付けてからは、しっかり食材を把握できるようになったことで、
たくさんあった時よりも「あれ使おう!これ使えるかも!」と、料理や食事を楽しみながら食費を抑えることができています!
まずは小さな一歩から始めてみてくださいね。あなたのキッチンが快適な空間になりますように!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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